2014年 09月 06日
今日は「つるま自然の森」で2回目のセミのぬけがら調査。 |
セミは種類によって生息に適する気温や湿度、樹木の種類などが異なります。そのため、セミの生息状況を示すぬけがらの分布を調査することで、自然環境の変化を知ることができます。大和市では、地域の自然環境の変化を探ることを目的に、2002年(平成14年)度から市民の皆様に参加していただく市民環境調査として「セミのぬけがら調査」を行っています。(市のH.P.より)

▲大和市自然観察センター[しらかしのいえ]ボランティア協議会植物調査班の石原和子さんをお招きして、セミの抜け殻を集め、分類、同定しようと20名が集合。石原さんは14年間大和市の野草とセミの抜け殻を見つめ続けてきた方。今日もわかりやすい資料を持参。「セミには大きな抜け殻と小さな抜け殻があります。まず、それをしっかり知ることが大事です」と。

▲石原さんのセミの抜け殻講釈を日陰で聞く面々。腰に蚊取り線香セットを括り付け、腕に「つるまの森保全協力会」の緑の腕章。水分補給の用意。長袖、帽子。これが「森」手入れ夏の決まりスタイル。


▲蚊取り線香係が参加人数分をセット。渦巻の線香も2時間の時間限定サイズに切って、無駄がないようにします。


▲前半の1時間はセミの抜け殻集めと手入れを平行に。後半は抜け殻集めに集中。意外に地面に近いところや地面に落ちていたりしていることを学びました。抜け殻収集ベテランの石原さんはひょいひょいと数秒ごとに集める。その神業(かみわざ)さすが。
▲20名が集めた成果。419のセミの抜け殻。内訳はヒグラシ261、ツクツクボウシ102、ミンミンゼミ5、アブラゼミ51、ニイニイゼミ0、クマゼミ0。
大和市のどこの公園でももう圧倒的に多いのがアブラゼミとミンミンゼミ。いやになるくらい多いのです。でも、ここ「つるま自然の森」はなんと自然度が高い緑地なのでしょう。都会型のアブラとミンミンが少なくて、ヒグラシ、ツクツクがちゃーんといてくれましたという講評がありました。

▲ケントくんが保育園や近所で集めた抜け殻を見てもらっています。「アブラとミンミンの区別は触角のところが目の付けどころなのよ」と石原さんの説明をお父さんもケントくんも真剣に聞いています。







大和市のどこの公園でももう圧倒的に多いのがアブラゼミとミンミンゼミ。いやになるくらい多いのです。でも、ここ「つるま自然の森」はなんと自然度が高い緑地なのでしょう。都会型のアブラとミンミンが少なくて、ヒグラシ、ツクツクがちゃーんといてくれましたという講評がありました。

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by tsuruma-mori
| 2014-09-06 22:21